プールの底に沈んでいたのは「とってもエッチな質問」だった―。福岡県新宮町の町立新宮中学校で、保健体育の男性講師(32)が水泳の授業中に、ゲームの体裁を装い?女子生徒にわいせつな質問を浴びせていたことが16日、分かった。
新宮町教育委員会によると、この講師は9月21日、2年生女子生徒約100人を対象に水泳の授業を計3回行った。その際、ゴルフボールを約40個をプールに投入し「当たりが3個あるから潜って探せ」と指令。一昔前のバラエティー番組のようなゲームを企画した。
これだけなら単なる楽しい水泳授業。だが「当たり」のボールには「当たり」どころか、罰ゲームでも許されないわいせつなセクハラ質問が書かれていた。
「好きな人の名前を言いなさい」に「バストは何センチ?」。そして極め付きは「セックスしたい?」。休み時間や授業前などに講師自らが、油性マジックで丹念に書き込んだこのエロ質問。講師はボールを拾った生徒に対し「はい! 君、答えて」と喜々としながら迫った。
冗談交じりで応じる生徒もいたが、答えられない生徒も。それでも講師は「答えて、答えて」などとヒートアップしながら質問に答えるよう促したという。過去に同様の行動は確認されていない突発的な「異常行動」だった。
同日夜になって、このセクハラ行為を聞いた保護者から学校に抗議が数件届いた。学校側は事実確認を進め、同月25日に校長がこの講師に厳重注意。その後、PTAの会合や保護者会で校長とこの講師が一連の行動を謝罪した。講師は10月10日に退職願を提出し、受理された。
この講師は今年4月に赴任したばかり。3年生の副担任で、部活では野球部を担当した。休日返上で生徒と一緒に練習に取り組むなど、生徒からの信頼も厚かったという。男性講師は調査に対し「水に慣れさせる目的で授業を盛り上げようとしてやった。軽率だった。反省している」と謝罪した。