京都府の南丹船井犯罪被害者支援連絡協議会の総会が26日、南丹市園部町上本町の南丹署であった。6年前に母親を交通事故で亡くし、現在は交通事故被害者の支援団体メンバーとして活動する鈴木信(しのぶ)さん(34)=京田辺市=が講演し、遺族の立場から、犯罪被害者への支援が遅れている現状を訴えた。
鈴木さんは自らの体験を紹介しながら、交通事故被害者への支援面での課題について説明。「事故の捜査情報や、社会の支援など被害者に対する情報が少ない」「加害者の関係者がいきなり自宅にきたり、保険会社とのやりとりが続いたりして、つらい思いをした」などと話した。
また、精神的な疲れから記憶障害などに見舞われ、退職せざるを得なかったことなどを語った。
その上で、交通事故に関係した人に対する検察や保険会社などの対応について、「加害者に手厚く、被害者に薄い」と指摘し、支援の充実を訴えた。
総会では今年、南丹署管内で発生した強制わいせつ事件の被害者に対する支援についての報告もあった。